インナーマッスルとは。

インナーマッスルとは。

『内側の筋肉』という意味なんですが、
人の筋肉というのは何層にもわたって構成されています。
それで、内側の方につれてインナーマッスルという事になっています。

図を見てください。
これはへそ側からの絵です。胃や腸は描かれていません。
腸骨筋という筋肉に着目してみましょう。
骨盤の内側に張り付いてる筋肉が腸骨筋です。主に太ももを高く挙げるときに使う筋肉です。
この腸骨筋、図で見ると前面は大腰筋に後面が骨盤にサンドウィッチされているのがお分かりだと思います。
この筋肉、指圧やマッサージでは治療が難しそうでありませんか。指が届かないところにありますよね。

ではなぜ、巷ではインナーマッスルをよく取りざたされ、重要視されるのか?

筋肉は内側に行くほど背骨近く、体の根本を支えている役目を果たしているからです。
外側の筋肉ほど、体の表面的な動きを中心に作用しています。曲げる伸ばすなど。
要はインナーマッスルはそれほど動きが少なく姿勢の維持、ふらつきを抑える役目が中心です。

そして、インナーマッスルはかなり太く強靭です。
起きている間は常に体を支えているわけですから、無意識にインナーマッスルは力を発揮しているので、ギックリ腰という突然の痛みを引き起こすのです。
ギックリ腰の原因はほとんどインナーマッスルの痙攣です。腰の筋肉がツってるんです。
図にある大腰筋も内臓と脊柱起立筋に挟まれたインナーマッスルでその筋肉が主な原因です。

ギックリ腰で来院されたら必ず鍼を行います。
その後、ゆっくりと腰周りのストレッチやっていけばあっという間に治ります。

シップ貼って、しばらく安静にしているだけでは治りは遅れますよ。


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