2021ノーベル医学生理学賞
の内容は「温度と触覚の受容体の発見」というものでした。
簡単に説明すると、温度や痛みを感じる仕組みを発見したという事で、
このような目に見えない感覚というものを人間はどのように感じ取っているのかを証明し、可視化した研究であります。
常日頃、痛みと向き合いながら仕事をしている私は、痛みの原因はどこからなのかには重点を置きますが、痛みはどのようにでているかはあまり意識しておりません。
そして、この研究において解明されたことが痛みを起こす刺激(温度刺激,機械刺激,化学刺激)のうち,温度刺激は温度の高低差が痛みとなって表れているという事でした。
熱すぎると痛い。
冷えすぎると痛いという事です。
昔から、体は冷やすな、腹を温めろとよく言われたもので、昔の人は経験則から体を冷やすと調子を乱す事をわかっていたのでしょう。
では慢性的な腰痛、肩こりというのは何なのか?
その筋肉周辺の血流量の低下→低酸素状態→温度低下→痛み、しびれ、冷え症であると考えられます。
逆に、ギックリ腰は急性的な痛みなので腰の筋肉の炎症により一時的に熱くなったことによる痛みかもしれません。
だから腰痛の診断となると、腰椎の神経が圧迫されてるからと診断されがちですが、
実は腰周りの筋肉の血流不全ってのがほとんどです。
手術しなきゃ治らないと怯えることはありません。
必ず押さえると痛い、かたい筋肉があるはずなので、その部位にまず鍼をうってみる事をお勧めします。そうすれば血流の増加を促進し、筋肉も柔らかくなり痛みの改善が見込めます。
Tight muscles, Tight life.
おかだ鍼灸マッサージ院
金沢市鳴和台36
okadahari.com
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